ライストークライブ「耳愛撫」をみた
2018/08/20
書いちゃだめって前置きがあったとこ以外の自分用メモです
まちがってても気にしない。なぜなら自分用だから。
ライス単独ライブ「グラン」の話
内容解説とかいろいろ。講義みたいに、知的欲求が満たされる系の楽しさだった。
単独の内容に触れた自分用メモと妄想はこっち▽
この前提ありきのメモです。
コントの話
種明かしがひたすら楽しかった。単独これなかった人にどこまで伝わるんだろう?とすこし心配にもなる。だって後ろの方、旅行者感のある海外の方が座っていたし。
省(SHOW)エネルギー
関町さんが舞台の照明を点けるためにひたすら走るコント。関町さんは始まってからも文句しか言ってなかった。
- 発端の一因は関町さんの「最近ジム通ってるし、走ったりできるよ?」
- 3分くらいなら走れるつもりで言ったのに実際超長かった。
- 田所さん「3分でしたよ」
- 関町さん「10分くらいあったよ!(ぷんぷんしてる)」
- お客さんが参加するくだりでも、お客さんまで一丸となって関町さんを走らせようとしてくる
- 田所さんのアメリカンジョーク(日替わり)。すごいしんどい時に聞くからむかつく関町さん
- 関「なぜあれを日替わりにした」
このコントで汗だくになっても不自然にならないよう、次のコントは暑い室内で汗だくになっている設定。でももし汗かかなかったらどうしよう。霧吹きで濡らす?→汗かくためにサウナスーツ着よう!→地獄。霧吹きを用意していたが、全く必要なかった。自前の汗でびしゃびしゃ。
- 疲労があとのコントに影響したりした?
- 関「頭がぼーっとしたまま台詞言ってる瞬間はあった」
ペットボトルのお茶と小ネタの葛藤
複数のコントに仕込まれた結構な仕掛けのうちのひとつ、ペットボトルのお茶について、田所仁さんの本人解説
- 田「あれ気付いたひといますか?」初めて見た時に気付いた?あとで気付いた?
- 田「つまりそういうこと」(お茶に関しては考察の通りでした)
- 漫画とかに隠れてる小ネタとか好き。気付く人だけ気付くやつ。男の子だから
- あのシーンはつまりそういうことなので、関町さんは、お茶を飲むシーンはなんか気持ちわるくなる。そういう味に思えちゃう。でも前のコントで走ったあとだし、何も知らずぐいぐい飲む設定だからぐいぐい飲む。でも、頭の中は「でもこれってあれなんだよなー」。あれで頭がいっぱいになる。
- 田「でも最後の回は本当に入れた。こうやって」ジェスチャーが生々しい(もちろん嘘でしょう…)
- コント『イクイク天国』の最後の最後、空のペットボトルを持つ手の話。
舞台を横切るとき、
- さりげなく客席側から遠いほうの手で持つか
- わかりやすく客席側にある手で持つか
二択を迷う。
田「あからさまにわかりやすくはしたくない、でも気付いてもらえないのは寂しい」
客に対する難易度設定のジレンマ。コント師のこだわり!
▽画像はイメージです
二人シリーズの田所裏設定
- 田所さん本人曰く「どうでもいい裏設定」。
- 二人シリーズの田所演じる『結構ずれてる男』は霊感がある。
- (公演を通して、それを示唆する明確な表現は全くありませんでした)
- でも彼はものすごい天然なのでそういう自覚は無い。誰もいないところに挨拶とかしちゃう。でも本人は会った人に普通に挨拶しただけで、そういうことだと気付いてない。
- コント『…~少し前の一人』の最後も、ただの突発的な奇行ではなく、誰もいないベンチに彼なりに何か感じたという理由がある。
- 関「俺も『(台詞)お前昔からそういうとこあるよな』って言ってるもんね」
- あと彼はそれ系の怖い映像とかが好き。DVDとか見ちゃう(言われて思い返すと、その設定はコント『その後の二人』に反映されてる)。霊感ある人だからそういうの好き、という思い込み
単独グッズの絵本の表紙
単独のグッズの絵本、田所さんが描いた絵に関町さんが文章をつけた。
- 田「絵本の表紙見てなにか気付いたひといますー?」
▽これの真ん中の絵本
- (客席の誰も手を挙げない)
- 田「あれ実は、左下と右上の花の絵が対になってる」
どちらも、コント『イクイク天国』の序盤のやりとりに出てきたお花。
▼表紙のライスと花の絵と、コントの台詞の関係
■田所さんは『グラン』の"左上"に座ってる
→”左下”はタケル(田所)が贈る花
■関町さんは『グラン』の”右下”にぶら下がってる
→”右上”はサチコ(関町)が言う花
- 田「画像見ながら描いたから合ってるはず」
公演中の地震
『グラン』初日公演、シメのコント『イクイク天国』中盤で地震。
- ライスは揺れ始めは気付かず。田「たまにある、自分が揺れてる感じがするやつかとおもった」
- 客席が天井見てざわっとしてきたところで地震に気付いた*1
- コントの役から降りて素になるとコントに戻れない。でも地震強くないけど長い。
- どうする、どうする。アイコンタクトしたり袖を見たり。
- 「(役のまま)一旦、座りましょうか…」「そうしましょう…」
- セットのベッドに二人並んで腰を下ろす→コントの雰囲気そのままコント中断→地震収まる→コントに戻る
- コント中に地震とか初めてだからどうしようかとおもった。
- 田「(コントのロケーション設定を)駅前にしといてよかった」これが空の上の天国だったら地震は起きないから変なことになる。
(このあと、地震が起きた時に、もしコントを止めなかったらという話でいろいろ。関「照明とかどーんってなって血だらけになった仁がそのまま続けてたら、震えが止まらなくなるよ。『次は俺だ…』って」)
当日にカットされた映像
グランのOPとブリッジのVTRは関町さん作。田所さんは単独に向けて数か月前からネタとか準備はじめるから、その間の関町さんの役割をつくった。
音はめとか難しかったらしい。
- 初心者にしてはいい出来ってスタッフにも褒められた
- あらかじめ「VTRは関町作」ってお知らせしていた。
- でも公演後、アンケートを隅々まで見たし探したけどVTRに関しての感想がない
- 数少ない記載が、プロへの発注のすすめ
- 初めてつくってあれはすごいでしょ
- 客席に感想を求める。二択で挙手制。関町さんは両手で顔を覆って客席を見ない。
- 関町さんVTRすごかったよー
- 関町さんもう少しやればできるんじゃないかなー?、またはいまひとつー?
大半が1。2番目の挙手の瞬間に関町さんが両手を外し客席を見る。
- 田「約束が違うぞ!」関町さんにつかみかかって袖に壁ドン
- 関「今手あげたやつ、全員顔覚えたからな!!!!」
映像は実際に使われたもののほかにも、ブリッジの映像を用意していた。一週間前に*2出来上がったときはみんな褒めてたのに、当日になって急遽全カットに。カットされたVTRは、映画配給会社のパロディ。コントの前に流すと、映画が始まるみたいな感じになっちゃうからしぶしぶカットすることになった。トークライブで見せてもらえたのは、そのうち三本
- ニュー〇インシネマ。最後の文字が二列で終わるもの。会社の名前が「RICE LIVE」、サブタイトル的な「RICE Presents(?Produce?)」と二列になってる
- ネズミを思い出すあれ。文字がRICE LIVE。
- ピク〇ー。RICE LIVEのCがあのキャラクターみたいな人になってる。
(パロディのクオリティが高すぎて、どう受け止めたらいいか困惑する感じ。ちょっとシュールに思えて泣くほど笑った)
その他にもいろいろ
営業と海と、移動手段のバナナボート
- バナナボートにうまく乗れずに転げ落ちるライス
- 膝下血まみれ*3
- 営業先のドラマティックで素敵ないろいろ。ほっこり。
あとはたのしい内緒のエピソードトークでしたー
次回耳愛撫は2018年10月1日げつようびの夜!行けるかなー?
事前に田所さんがTwitterで「全カットした関町作のVTR流すかもしんない」って言ってたのにまんまと釣られてお出かけしたけど、想像以上の収穫だった!
ライスって自分たちのコントについて語ったりするんだねー!すごい!
客側が、記憶だ思い出だ考察だなんだってわいわい騒ぎたいほど刺激的なライブをしても、本人たちは『過ぎたことだしわすれたー』くらい何事もなかったように語らず思い出させることもなく、日常の公演に戻る感じのイメージだったから、ここまでつっこんだ話を聞けるとは思わなかった。
しかも、聞くことができた裏話もほどほどで、まだまだ明かされない謎がある。すごくちょうどいい!正解がわかったら、それ以上の想像が本当に真実である可能性のない妄想になってしまうし、そうすると想像も想起もそこまでになってしまうから、これ以上はわからないままがちょうどいい!すごい楽しかったー
ライスのトークはゆるふわな感じだけど、今は唯一ともいえる自分たちのファンしかいないホームの舞台で「だいじょうぶですかー?」みたいな方向に二人でずれてくの見てるの楽しい。たまに二人ともずれてるから、正論みたいなトーンで変な方向に話が走り出すの、本人たちが全く意図してないからおもしろいよねー
できればコーヒーとか飲みながら、ライスの会話を見ていたいなあ。
コーヒーとケーキかパフェ。