クレオパトラ第11回単独公演「散文的な景色、詩的な歩行」を見た
クレオパトラの単独ライブを見るのははじめてでした。
なんかすごかった。これはただの日記だよー
「散文的な景色、詩的な歩行」
クレオパトラ第11回単独公演
2018年9月8日@原宿VACANT
14時開演と18時開演の2回公演でした。
なんて言ったらいいか、簡潔に言葉にするなら「こんなのはじめて!」という感じ。
▼公式がつくった感想まとめtogetter
▼公式インスタにいくと、リハ中の写真なんかもみれるよ。
Twitterで誰かがRTで流してくれる、やたらお洒落な舞台写真。だいたいクレオパトラ絡みのもので前から気になってたんですけど、単独公演の日にたまたま東京行く用事ができたので、せっかくだし観に行きました。ラッキーだった。
やーとにかくお洒落。まず土地がおしゃれ。
自分が田舎者すぎて、原宿という場所に関しての知識がそんなになく、「都会の人がお洒落の街っていうんだからそうなんだろう」くらいにしか思ってなかったけど、いや、
今会場の公式サイト載せようと検索したらお洒落がすぎてた。
お洒落すぎて全容が見えない。
会場はアートスペースのような感じでした。
クレパト(クレオパトラの略称)は割とネットに敏感な人たちだと思っている。Twitterでもなんかリツイートとかいいねとかくらうし(私は本人に接触するのは苦手なタイプです)
考えすぎかもしれないけど、ここも見つかるかもしれないね?穏やかに過ごしたいので、できればリンクとかやめてほしいですね。
私は、クレパトファンの人とも馴染みがないから、界隈のローカルなルールとかマナーもわからないし、詳細なネタバレとかは避けたいですね。でも、ちょっとくらいなら
ミラーボールで腹抱えて涙が出るほど笑うって、この先何回もないだろうなー天才
他のコントもおもしろかった。何個か非常に好みなコントもあった。
笑いながら、『最近ここまでとがったコントも見てなかったなー』と懐かしい気持ちにもなる。時代が変わると、客席から目にできるものも変わるよねー
時代に流されない揺るぎないものを見た。古いなんて言っているのではない。きっとクレパトはもう『時代に許される必要がない次元に行けた』のだと思った。
その次元に到達した上で、芸で生きていくには困難もあるかもしれない。そんな苦労は欠片も客席から見ることもできないし、客が気にすることでもない。でもほら、なんだかんだクレパトの二人はこうして舞台に立っていて、客席はきちんと埋まっているのだし。
『逆行を許さない時代と戦う必要がない』
『舞台上のどんな不謹慎も、きちんと割りきって観れる客に恵まれてる』
それってもしかして、どんな芸人も羨むような、とても素敵な状況ではないだろうか。
ちょう笑ったし、同じくらい別の何かも感じることができた。
確かにお笑いの舞台だった。
雰囲気?世界観?アート?演劇?お笑いを語るうえで、それ以外の要素を持ち出すことは多くある。クレオパトラの単独はそれっぽい言葉たちが頭の中を駆け巡るような舞台だった。でも、私はあえて言いたい。
「お笑い」を見た。私はお笑いを見に行くつもりで行ったし、確かにお笑いの舞台を見た。その他の言葉に何かを求めなくても、充分にクレオパトラはおもしろい。
クレオパトラの桑原さんという人は平日はサラリーマンをしているというし、
長谷川さんはなんかいろんな表現活動したり、劇場経営みたいなことをしてるっぽい。
クレオパトラは単独公演のフライヤーにおいて、自身を『フリーのコントグループ』と称している。芸人とは書かないんだなー、と思ったけど、そういう選択もコンビの生かし方として本当に素敵だと思った。紛れもなく二人の人生が載ってる単独だった。
人生懸けてる雰囲気が感じられる単独ライブってやっぱりいいですよね。好きです。
▶長谷川優貴@11/9〜11 エンニュイ番外公演 (@hase0616) | Twitter
▶クレオパトラ桑原 (@kuwanao) | Twitter
もうクレオパトラを語るときに吉本時代の話なんて不要だと思えるほど
本当は昔話なんてしたくないけど、多少過去を見ているから思ったこともある。
どんな形であってもいいから、ずっと芸人でいてほしい。
見える場所で活動していてほしい。
それっていろんなファンの願いだったりするけど、この形も一つの素敵な答えだと思う。
夜公演、ななめうしろの席に家城さんがいてすごい不思議な気持ちになったけど、ライブ見てるうちに忘れました。カリカ、だいすきだったなあ。愛してた